『飛ぶ教室』エーリヒ・ケストナー
『急行「北極号」』C.V.オールズバーグ/作 村上春樹/訳
『MOIMOI そばにいる』かくたみほ
今回は「クリスマス」をテーマに三冊ご紹介します。
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まずは、『飛ぶ教室』。クリスマスを間近に控えたドイツの寄宿学校で、男の子達が他校の学生と喧嘩をしたり、クリスマス集会で披露する劇の準備をしたりする様子が描かれている作品です。
登場するのは、大人も子どもも気持ちが良い人ばかり。こんな素晴らしい人達に囲まれて青春時代を過ごす彼らが羨ましくなります。
最後は涙がこぼれてしまうかもしれませんが、泣くこと厳禁!です。
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お次は『急行「北極号」』。クリス・ヴァン・オールズバーグという方が描いた絵本で、翻訳は村上春樹です。
クリスマス・イブの夜中、サンタを待っていた少年の家の前に汽車が止まります。少年はこれに乗り込み、他の子ども達と一緒に「北極点」を目指す、というのがこの本のあらすじです。
舞台は寒そうな雪降る夜なのに、絵はじんわりと温かいタッチ。冬に読むのにピッタリな絵本です。
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最後は、かくたみほさんの写真集『MOIMOI そばにいる』。これは、彼女がフィンランドで撮りためた写真をまとめたものです。
ここに収められている写真はどれも光が優しく、眺めているだけで日差しの暖かさまで感じられます。
フィンランドは、サンタクロースの故郷。こんな素敵なところで育ったから、サンタさんの笑顔はあんなに優しいのでしょうね。