【三冊書評】銀河鉄道の夜 / 銀河鉄道999 / 星月夜への招待

教養

『銀河鉄道の夜』宮沢賢治/著 清川あさみ/絵
『銀河鉄道999』松本零士
『星月夜への招待』KAGAYA

『銀河鉄道の夜』は、ご存知ジョバンニとカムパネラが夜空を駆ける列車に乗って旅をするお話。
その幻想的な物語を、清川あさみさんの作品とともに楽しめるのが、この絵本です。
この本に一番ぴったりな言葉が、“キラキラ”。ページをめくるたびに、そのキラキラが心の中に貯まっていくようで、恍惚とした気分になってきます。

続いては、“銀河鉄道”繋がりで、『銀河鉄道999』をご紹介します。
この漫画は、主人公の鉄郎が機械の体を手に入れるため、謎の女性メーテルとともに銀河鉄道で旅をするお話。
永遠に生き続けることができる“機械の体”と命に限りのある“生身の体”。その対比を見ながら、「生きる」とは何かを考えさせられます。

最後に紹介する『星月夜への招待』は、KAGAYAさんによる、星空の写真集。
KAGAYAさんは、『銀河鉄道の夜』をプラネタリウム番組として手がけたアーティストとしても知られています。
星って、どうしてあんなに綺麗なんでしょう。月並みな表現ですが、星を眺めていると世界の広さを実感し、壮大な気持ちになります。

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