おはようございます!司書ライターのヨウヘイ(@librarian__y)です。
突然ですが、電子書籍って使ってますか?
いや、ボクは紙の本が好きだから電子書籍はちょっと・・・。
うんうん。分かります、その気持ち。
本の匂いとか、ページの肌触りとか最高ですよね。
僕ももちろん、紙の本が大好きです。
でも最近、ちょっとお試しでKindle Paperwhiteを買ってみたんです。
そしたら・・・
世界が変わりました!
いや、本当にスゴいです。Kindle。
読書好きなら、一度は試してみる価値ありですよ!
今回は、そんな電子書籍リーダー「Kindle」のオススメ機種についてお話ししたいと思います。
先に結論だけ、書いておきますね。
それでは、順を追ってお話ししていきます。
電子書籍の魅力
ボクはそもそも、電子書籍を一度も使ったことがないや・・・。
まずは、そんなあなたのために、電子書籍の魅力をお話しします。
電子書籍には、こんなに良いところがあるんですよ♪
たくさんの本を持ち歩ける
読書好きの必需品。それはもちろん「本」。
外出する時、必ず1冊は持って出かけますよね。
でも、いざ本を読むときに、
やっぱり、あっちの本を持ってくれば良かった・・・。
なーんて経験、ありませんか?
そして、そうなるのが嫌で何冊か持って外に出ると、今度は、
荷物が重い・・・。
ってなりますよね。笑
これは読書家全員の悩みだと思います。
でも、電子書籍なら1つの端末に何冊もの本を入れておくことができます。
出かける時は端末だけ持っていけば、その時の気分で好きな本を選べますよ^^
僕はKindleを買ってから、カバンが軽くなりました!
無限に本を増やせる
読書家のもう一つの悩み。それは・・・
もう本棚に本が入らない!!
文庫本は棚の前後に入れてみたり、本と棚の間に新しい本を横にして滑り込ませてみたり・・・。
毎日、保管スペースとの戦いに明け暮れていることと思います。
しかし、電子書籍を使えば、そんな争いに終止符を打つことができるのです。
電子書籍はお家のスペースを一切取りません。
なので、無限に本を増やせます。笑
だからって、買いすぎは注意です^^;
紙の本より安い
一般的に、電子書籍は紙の本より安いです。
たぶん、印刷・製本にお金がかからないので、その分だけ安くできるんですね。
数百円安いこともザラなので、例えば毎月10冊本を買う人が1冊あたり200円安くなると・・・
書籍購入費が月に2000円安くなる!
そしたら、もう1冊買えちゃいますね。笑
読みたいときにすぐ読める
どうしても今、あの本が読みたい・・・!
そんな気持ちになったことありませんか?
僕は何度かこの衝動に駆られて、本屋に駆け込んだことがあります。笑
でも、そういう時に限って、なかなかお目当ての本が見つからないんですよね。
もし、その本の電子版が出ていたら、本屋を駆け回らなくても、家ですぐに読み始めることができます。
人気すぎて本屋から無くなっちゃった本も、電子書籍ならすぐ読めます。
電子書籍のデメリット
さて、こんなにメリット尽くしの電子書籍ですが、やっぱりデメリットもあります。
僕の考えるデメリットはこんな感じです。
ナナメ読みがしづらい
正直に言うと、これが一番のデメリットです。
電子書籍は、どうしてもページをめくる時に微妙なラグがあるんですよね。
なので、ナナメ読みしながらパラパラとページをめくるときには少しストレスを感じます。
ナナメ読みじゃなくて、じっくり読む時には、あんまり関係ないかもです。
本の貸し借りができない
面白かった本の貸し借りをするのって、読書好きの醍醐味ですよね。
でも、電子書籍だと貸し借りはできません。
当然のことながら、購入した電子書籍は自分の端末でしか読めないのです。
これは、ちょっと寂しいね・・・。
読み終わった本が売れない
人によっては、読み終わった本は売ってしまい、次の本の購入費に回したりしますよね。
でも、電子書籍は売ることができません。
買ったら半永久的に自分のものとなります。
電子書籍は増えてもかさばらないし、良いっちゃ良いんですけどね。
Kindleとは
以上で電子書籍のメリットとデメリットについて解説しました。
ここからは、その電子書籍を読むためのツールである「Kindle」についてお話ししていきます。
そもそも、「Kindleって何?」ってところからなのですが、簡単に言うと、
Amazonが提供する電子書籍のサービスのことです!
で、少しややこしいのですが、実は「Kindle」と言った時、3つの意味があるんです。
・・・ややこしいですよね。笑
ここから先、僕がお話しするのは③の電子書籍リーダーとしての『Kindle」ですので、混乱しないようにしてくださいね。
Kindle端末の良いところ
Kindleの良いところは、以下の通りです。
それでは、順番に見ていきましょう!
E-Ink(電子インク)
早速ですが、個人的にはコレがKindleの最も優れているところだと思ってます。
E-Inkって、あんまり馴染みの無い言葉かもしれませんね。
僕も細かい技術については説明できないのですが、「電気の力で、紙の上にインクが浮かび上がってくる」ようなイメージです。
まぁ、難しい話は抜きにすると、こういうことです。
目にとっても優しい画面!
スマホとかの液晶って、バックライトといって、画面から目の方向に光が出てるんですね。
でも、Kindleは光の方向が逆で、端末の中でページの方向に光を当てているんです。
こうすることで、目に入ってくる光の量が少なくなるんですね。
だから目に優しいんだ!
実際に読んでいても、全然目が疲れないです。
読み心地に関しては、紙の本とほとんど一緒です。
ちょうどいいサイズ感
Kindle端末の大きさは、ちょうど文庫本と同じくらい。
なので、手の中に収まる丁度良いサイズ感なんです。
また、画面がスマホよりも大きいので、漫画とかも読みやすいです。
僕は今までスマホで電子書籍を読んでいたのですが・・・。
やっぱり漫画なんかを読むときは、小さい字を大きくしたりしないといけなかったんですよね。
その点、Kindleは字を拡大したりせずに読み進めていけるので、とっても快適です。
手に持った時、「しっくり」感があります♪
とっても軽い
サイズ感も良いのですが、なんといっても気になるのは、その重さですよね。
安心してください。
Kindleはとっても軽いです。
300〜400ページくらいの文庫本と同じくらいの重さでしょうか。
なので、片手でずっと持っていても、腕が疲れたりしません。
リュックに入れていても、全然重さは気にならないです!
バッテリー長持ち
Amazonの公式サイトによると、バッテリーは数週間持つと書かれています。
僕の実感としても、充電するのは2〜3週間に1回ですかね。
スマホは1日1回充電しなくちゃいけないことを考えると、すごい充電の持ち具合ですよね。
あんまり充電しなくて良いのは嬉しいね。
防水機能
防水機能は「IPX8等級」だそう。
IPX8等級・・・?
うん。よく分からないですよね。笑
機能としては、真水で水深2メートルまでだったら、最大1時間耐えられるそうです。
お風呂くらいなら、余裕で使えますね。
この防水機能がついているのは「kindle Paperwhite」と「Kindle Oasis」だけなので、ご注意を!
手頃な値段
一番安いモデルだと9,000円くらいなので、1万円を切ります。
僕が使っている「Paperwhite」でも1万4000円くらい。
スマホが6万とか7万とかすることを考えると、とってもお手頃ですよね。
これくらいなら、出しても良いかもね。
Kindleの良くないところ
ここまで、Kindleの良いところばかり紹介してきました。
しかし、「ここはちょっとなぁ・・・」と思う部分があることも事実。
そこであえて、Kindleの悪いところもお話ししていきます。
カラー表示できない
まず、見逃しがちかもしれませんが、Kindleはカラー表示ができません。
ぜーんぶ白黒です^^;
なので、本の表紙は結構味気ないです・・・。
本の装丁も楽しみたい人には、あまりオススメできないですね。
あと、最近出ているカラー漫画なんかも楽しむことができませんので、ご注意を。
ページめくりが遅い
ページめくりが遅いのは電子書籍全体の特徴ですが、Kindleはそれが顕著です。
まず、タッチした時の反応があんまり良くないです。
あと、次のページに行くとき、なんか一瞬画面が黒くなるんですよね・・・。
これは人によってはストレスを感じるかもしれません。
ちなみに、スマホのKindleアプリは結構スムーズです♪
見開きページは小さく表示
Kindleの画面の大きさは、文庫本と同じくらいと言いました。
なので、片ページずつ読む分には何の問題もないのですが、
見開きページはちっちゃくなっちゃう・・・。
漫画とかで見開きいっぱいに絵が描かれること、ありますよね。
そんなとき、Kindleではどう表示されるかというと、
・基本は片面ずつ表示
・ページの下の方に小窓が出てきて、タッチすると画面を横にして表示してくれる
一応見開きで表示してくれるのですが、所詮は文庫本の片面サイズ。
本来の半分以下のサイズになってしまうので、迫力は減っちゃうかもしれません。
購入を検討する際は、この辺のデメリットについてもよく考えてくださいね!
Kindle端末3+1種類の比較
さて、Kindle端末は合計4つの機種が発売されています。
その内訳は、このとおり。
この記事では、一般モデルの3種類を中心に紹介していきますね。
まずは、機能の比較表をご覧ください。
それでは、順番に詳細を見ていきましょう。
Kindle(無印)
Kindle(無印)は現在販売されている中で、一番安いモデルです。
まずは、この機種のメリット・デメリットについてお話ししていきます。
Kindle(無印)のメリット
とにかく安い!
このモデルのメリットは、「とにかく安い」これに尽きます。
Kindleの中で1万円を切るのは、これだけです。
もちろん、目に優しいE-Inkの機能は付いていますし、大きさや重さも他モデルと変わりません。
むしろ、重さに関して言えば、シリーズ最軽量です。
少しでも軽いのは嬉しいね。
Kindle(無印)のデメリット
防水機能が無い
残念ながら、Kindle(無印)には防水機能が付いていません。
なので、お風呂で電子書籍を読みたいという方には、このモデルはオススメできないです。
上位機種のPaperwhiteとOasisには、防水機能が付いてます!
解像度が低い
デメリットとしては、これが一番大きいです。
Kindle(無印)の画面の解像度は、167ppi。
上位機種のPaperwhiteとOasisが300ppiなのと比べると、半分ほどしかありません。
このため、漫画は正直読みづらいという声があります。
なので、Kindleを使って漫画をたくさん読むつもりならば、このモデルは避けた方が良いと思います。
漫画の絵が荒くなっちゃうのは、ちょっとね。
Kindle Paperwhite
続いては、Kindle(無印)の一つ上の機種、「Kindle Paperwhite」を紹介します。
Kindle Paperwhiteのメリットとデメリットは、こちらです。
Kindle Paperwhiteのメリット
充分な解像度
Kindle(無印)のデメリットとして、「解像度の低さ」を挙げました。
このKindle Paperwhiteは、Kindle(無印)の倍くらいの解像度があります。
なので、漫画であっても違和感なく読むことができます。
僕もよくKindle Paperwhiteで漫画を読んでます♪
防水機能あり
Kindle Paperwhiteには、Kindle(無印)には無かった防水機能が付いてます。
機能としては、お風呂くらいであれば何の問題もなく使用できます。
バスタイムに読書を楽しみたいのであれば、このモデルがオススメです。
半身浴をしながらでも、本が読めちゃうね。
Kindle Paperwhiteのデメリット
Kindle Oasisに比べると機能が少ない
個人的には、Kindle Paperwhiteの機能があれば充分だとは思うのですが・・・。
上には上がいるものです。
この後に紹介するKindle Oasisというモデルに比べると、Paperwhiteはどうしても機能が劣ります。
「最高の読書体験がしたい!」という方は、Paperwhiteではなく、Oasisを選ぶべきでしょう。
Kindle Oasisってどれだけスゴいの・・・?
Kindle Oasis
それでは最後に、Kindleシリーズの最上位機種「Kindle Oasis」について紹介します。
Kindle Oasisのメリットとデメリットは、こちらです。
Kindle Oasisのメリット
色調調節機能
Kindle Oasisには、「色調調節機能」というものが付いています。
どんな機能かというと、画面の色を白っぽいものから暖かい感じまで、自分で調整することができるんです。
古本の黄味がかったページの色が好きという方には、たまらない機能ですね。
この機能が付いているのは、Kindleシリーズの中でもOasisだけです!
ページ送りボタン
僕は普段Kindle Paperwhiteを使っているのですが、Oasisのページ送りボタンは正直羨ましいですね。
これはその名の通り、ページを進めたり戻したりできるボタン。
ページ送りボタンが付いていることで、片手だけで楽々操作することができちゃいます。
Kindle(無印)やPaperwhiteでも頑張れば片手だけで読めるのですが、正直ちょっと辛いです・・・。笑
Kindle Oasisのデメリット
値段が高い!
あえてデメリットを言うとするならば、これだけです。
Kindle Oasisの価格は一番安くて29,980円。
Paperwhiteは13,980円で買えることを考えると、2倍以上の金額です。
僕にはちょっと手が出ませんでした・・・^^;
Kindle キッズモデル
番外編として、Kindle キッズモデルにも簡単に触れておきます。
概要としては、こんな感じです。
もちろん、子ども向けには一番おすすめのモデルです。
でも、大人があえて買うメリットはあんまり無いかもです。
Kindle端末の選び方
簡単な選び方
以上まで、Kindle端末の各機種について解説しました。
それぞれの特徴を簡単に言うと、こんな感じです。
「とにかく安いのが欲しい!」というあなたは、Kindle(無印)を。
「コスパの良いものが欲しい!」というあなたは、Kindle Paperwhiteを。
「一番機能が良いものが欲しい!」というあなたは、Kindle Oasisを。
それぞれこうやって選べば、まず間違いはないでしょう。
僕はコスパ重視で「Paperwhite」にしました!
あとは、細かいオプションについてお話ししていきますね。
容量の選び方
Kindleは容量が8GBのものと32GBのものがあります。
どっちを選ぶか、迷っちゃうね。
参考までに、それぞれの容量で保存できる電子書籍の冊数の目安は以下の通りです。
価格としては、8GBの方が2,000〜3,000円安くなりますね。
ぶっちゃけて言うと、個人的には8GBで充分だと思ってます。
確かに、32GBの方が電子書籍がたくさん入って便利そうですよね。
でもこの容量って、あくまで端末に保存しておいて、いつでも読めるようにスタンバイさせておける冊数なんです。
Wifiがあるところだったら、今までAmazonで買った全電子書籍から中身を入れ替えることができます。
そう考えると、流石に小説8,000冊とか漫画640冊とかをスタンバイさせておく必要はないですよね。
なので、僕は8GBを選びました!
常に5冊前後入れておいて、お家で入れ替えながら使ってます。
ちょこちょこ入れ替えるの、めんどくさいよ!
という方は、もちろん32GBの方が良いと思います。
ボクも8GBで大丈夫そう。
広告の有無
Kindleは「広告つき」と「広告なし」のどちらかを選択できます。
価格としては、「広告つき」モデルの方が2,000円ほど安いですね。
これまた、どちらを選ぶか悩みどころですが・・・
僕的には「広告つき」の方で良いかなと思ってます^^
というのも、広告が出る場所は「スリープ画面」と「ホーム画面」くらいなんです。
電子書籍を読んでる時に広告が出てきたりはしません。
なので、読書中に邪魔になるってことはないんです。
あとは、広告と言っても、おすすめの本の紹介やセール情報なんですよね。
この広告から、次に読みたい本が見つかることもありますし、
電子書籍のセール情報だったら、むしろ知っておきたいですよね。
というわけで、僕のオススメは「広告つき」モデルです。
広告と言っても、そんなに邪魔にならなそうだね。
Wifiと無料4G
あと選択可能なのが、「Wifiモデル」と「Wifi+4Gモデル」ですね。
「Wifiモデル」というのは、その名の通り、Wifiのあるところでしか電子書籍のダウンロードができません。
一方で「Wifi+4Gモデル」だと、いつでもどこでも電子書籍のダウンロードができます。
しかも、気になる通信料は全額Amazonが負担してくれるので、購入後の追加料金はありません。
なので、買うなら「Wifi+4Gモデル」がオススメ!
・
・
・
と、いう訳でもありません。笑
正直に言って、大半の人は「Wifiモデル」で充分だと思います。
基本的に電子書籍のダウンロードは、Wifiの入っている自宅でやれば大丈夫です。
もし、外で新しい電子書籍が買いたくなっても、スマホとテザリングしてしまえば良いですしね。
家にWifiが入っていないし、スマホも持っていない!
というような状況でなければ、「Wifiモデル」の方がオススメですね。
価格も「Wifiモデル」の方が1万円近く安いです。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
最後に、僕が使っているKindleを紹介しますね。
Kindleの魅力を語ってきた僕ですが、ちょっと前までは、
電子書籍専用端末なんていらないよ。スマホでいいじゃん!
って思ってました。
でも、試しに買ってみたら、本当に良かったんです。
これは革命的でした。
なので、本好きなあなたは、良かったら試してみてくださいね。
きっと気に入ると思いますよ♪
それでは今日はこの辺で。
良い読書ライフを!