落語の基礎知識

江戸時代の商人の出世コースを紹介!【小僧(丁稚)・手代・番頭】

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江戸時代の商人は、下記のような出世コースを辿りました。

  1. 小僧(丁稚)
  2. 手代
  3. 番頭

本記事では、それぞれの身分について、詳しく見ていきます。

小僧(丁稚)

江戸の近くに住む農家の次男・三男や、小さい商家の子供は、10歳前後から大きな商家での奉公を始めます。

この10〜15歳くらいの子どものことを、江戸では「小僧」、上方では「丁稚(でっち)」と呼びました。

小僧は店で働きながら、読み書き・そろばんなどの「商売の基本」を教わります。

住み込みなので、衣食住には困りませんでしたが、給料は出なかったそうです。

手代(てだい)

商家で奉公を始めて、18歳くらいになると「手代」に昇進します。

「小僧」に任されるのは雑用が主なのに対し、「手代」は接客経理などを担当。

羽織の着用が許されて、給料も出ました。

番頭

手代として働きぶりを認められると、「番頭」に選ばれます。

この番頭は、店の実務のトップであり、自分の裁量で商売ができました。

ただし、必ずしも「1つの店に1人」ではなく、大きな商家では複数人置くこともあったそう。

給料は「稼いだ利益の歩合制」のケースも多く、それゆえ高級取りの番頭もいました。

手代までは住み込みが基本ですが、番頭になると別に家を借りることを許され、結婚することもできました。

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