落語「強情灸」のあらすじと豆知識を紹介!

「石川五右衛門は、油が煮えたぎった釜の中で……」
「強情灸」のあらすじ

話は、長屋で源さんと熊さんが喋っているところから始まります。
この前、お灸をすえてもらってきたんだよ。
へぇー。
そういや、ずっと腰が痛いって言ってたもんな。
それでね、店に行って「どうやって、すえるんです?」って聞いたら、「背筋の左右に16ずつモグサを置いて、順番に火をつけます」ときた。
だから俺は、「めんどくせえから、全部いっぺんに火をつけちゃってくれ」って言ったんだよ。
ほう。
そしたら、背中から煙がもくもく上がって、カチカチ山の狸みたいになっちまった。
ははは。熱かったろ?
そりゃ、熱いのなんの。
俺じゃなけりゃ耐えきれなかったね。
へっ。
何をお灸ごときで偉そうにしてんだ。
なんだと?
じゃあ、お前も耐えられるってのかい?
あたぼうよ。
なんなら、今から見せてやる。
おい、おっかぁ!ちょっとモグサを買ってきてくれ。
熊さんが頼むと、奥さんはすぐに、近所の店からモグサを買ってきてくれました。
それを受け取った熊さんは、自分の腕の上にモグサを山盛りに載せます。
おいおい。そんなに盛って大丈夫かい?
やけどするよ?
大丈夫だよ!
そう言って、熊さんがモグサに火をつけると、すぐに煙が上がりました。
ほら!全然熱くねぇ。
そりゃ、まだ火をつけたばかりだからね。
やっぱり、そんなバカな真似はやめなよ。
大丈夫だって!
お前、「石川五右衛門の釜茹で」を知ってるか?
石川五右衛門は、油が煮えたぎった釜の中で……。

ん?どうした?
い、いや、なんでもねえ……。
石川五右衛門は……油の中で辞世の句を……あっ!
ほら、だんだん火が回ってきたんだよ!
違う!
あまりに冷たいから声が出たんだ!
石川……ごえも……うわー!!

ついに耐えきれず、腕の上のモグサを払い落とした熊さん。
おい、石川五右衛門がどうしたって?
いや、俺はそれほどでもなかったんだが……
「石川五右衛門は、さぞ熱かったろうな」
ー完ー
「強情灸」の豆知識
- まくらでは、よく「十人寄れば気は十色」ということわざに触れられる。
- 上方落語の「やいと丁稚」を改作したものといわれる。
- このネタは、五代目 古今亭志ん生が得意とした。
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- 石田彰:渚カヲル(エヴァンゲリオン)etc.
- 山寺宏一:ジーニー(アラジン)etc.
- 林原めぐみ:灰原哀(名探偵コナン)etc.
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そして、高座のシーンの演出は、まるで寄席の中にいるような気分になってきます。
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