【三冊書評】僕がコントや演劇のために考えていること / 爆笑コント入門 / ふしぎなおきゃく

教養

『僕がコントや演劇のために考えていること』小林賢太郎
『爆笑コント入門』元祖爆笑王
『ふしぎなおきゃく』肥田美代子/作 岡本颯子/絵

『僕がコントや演劇のために考えていること』は、お笑いコンビ「ラーメンズ」や演劇、ソロパフォーマンスで活躍された小林賢太郎さんによるエッセイ。この本には、彼が作品を作り出すときに大切にしていることが記されています。
なかでも僕が一番感銘を受けたのは、「自分は何が好きなのかを知り、なぜ好きなのかまで考える」という姿勢。表現者にとって、自分は何が好きなのか知るのは大切だが、“なぜ”好きかまで掘り下げることで、オリジナルを生み出すヒントが得られるみたいです。
僕はどうして本が好きなのだろう。少し考えてみます。

“コント”繋がりで、お次は『爆笑コント入門』をご紹介。この本は、「笑っていいとも!」や「めちゃイケ」を手掛けてきた放送作家、元祖爆笑王さんによる著作で、コントの作り方が一から解説されています。
これを読んでから芸人さんのネタを見ると、改めてその作りの緻密さに気付かされます。
類書として、同著者の『漫才入門』もあるので、興味がある方はそちらも是非。

最後は、“ラーメン”繋がりで、『ふしぎなおきゃく』という絵本を紹介します。
この物語の舞台は、大人気のラーメン店「とんちんけん」。ある日、表紙に描かれたお客さんがお店にやって来たのですが、一口だけ食べて帰ってしまいました。
果たして、この人の正体とは?気になる方は、是非ご一読を。

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