『赤めだか』立川談春
『昭和元禄落語心中』雲田はるこ
『まんじゅうこわい』川端誠
今回は、「落語」をテーマに三冊紹介します。
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『赤めだか』は、立川談志の弟子である談春さんが、弟子入りから真打ちになるまでを振り返ったエッセイです。
師弟というのは、不思議な関係だなぁと思います。理不尽とも思えるお師匠の行動に、弟子達は時に憎しみを抱きつつ、それでも尊敬し、愛し続けるという正に“愛憎”の取り巻く世界。
そんな師匠に出会えたお弟子さん達が、少し羨ましくなります。
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お次は、『昭和元禄落語心中』です。この漫画は、刑務所から出た“与太郎”が、有楽亭八雲(ゆうらくてい やくも)という、落語の大名人に弟子入りするところから始まります。
落語の知識は一切ご不要。作中に出てくる噺を知らなくても充分楽しめますが、読んだら絶対に落語を聴いてみたくなること間違いなしです。
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最後に紹介するのは、『まんじゅうこわい』。これは、落語のネタを絵本にしたものです。
町の若者が車座になって自分の嫌いなものを話していたところ、松つぁんという人が、「自分は饅頭が怖い」と言い出します。それを聞いた周りの人達は、いじわるをしてやろうということで饅頭を買い集めてきますが…
この落語絵本はシリーズになっているので、是非他のネタの本も読んでみてください。