【三冊書評】富嶽百景 / 北斎原寸美術館 / きつねとつきみそう

教養

『富嶽百景』太宰治
『北斎原寸美術館』
『きつねとつきみそう』こわせたまみ 作/いもとようこ 絵

Me(私)も好き。Her(彼女)も好き。
ここから転じて、みんなが好きなものに飛びつく人のことを「ミーハー」と呼ぶようになった。

この言葉は、“尻軽”とか“浅はか”みたいなイメージがあり、しばしば人を馬鹿にする時に用いられる。

だが、僕は声を大にして言いたい。
ミーハーだって、いいじゃない。

みんなが気に入っているものには、それに値するくらい素晴らしいところがある。
ミーハーだと馬鹿にして斜に構えるのではなく、一緒の輪に入って楽しめばいいじゃない。

だから、僕は恥ずかしげも無く、この言葉を紹介します。
「富士には、月見草がよく似合う。」

He(太宰治)が言っていたんだから、間違いない。

あ、冒頭に書いた「ミーハー」の語源は、僕のでっちあげです。

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