『あかね噺』は、主人公の桜咲朱音(おうさき あかね)が落語家に入門し、真打昇進を目指す漫画です。
本記事では、この『あかね噺』に登場する落語のネタを紹介します。
- 第一席「あの日」
- 第ニ席「6年」
- 第四席「何者」
- 第六席「兄弟子達」
- 第十席「背中」
- 第十ニ席「夢見るあの子」
- 第十三席「目的と条件」
- 第十五席「こぐまの落語」
- 第二十席「BM」
- 第二十一席「ひかるの落語」
- 第二十三席「凪」
- 第三十五席「開口一番」
- 第三十八席「礼儀と作法」
- 第四十席「傑物の背」
- 第四十三席「麒麟児」
- 第五十二席「体現者」
- 第五十六席「彼女がいる」
- 第五十七席「落語の沼」
- 第五十九席「難しい三択」
- 第六十二席「審査基準」
- 第六十三席「相性最悪」
- 第六十六席「忘れようか」
- 第六十九席「おっ父の魔法」
- 第七十五席「志喜彩祭②」
- 第七十六席「志喜彩祭③」
- 第七十九席「標に成り得る男」
- 第八十一席「大看板・今昔亭ちょう朝②」
- 第八十六席「新風会」
- 第八十九席「狸の噺」
- 第九十席「この風は心地いい」
- 第九十二席「十八番」
- 第九十七席「微笑ましい」
- まとめ
第一席「あの日」
記念すべき最初に登場するネタは、「大工調べ」。
演じるのは、朱音の父「阿良川志ん太」です。
その後、場面は志ん太が「真打昇進試験」を受けるシーンへ。
そこで志ん太は、「芝浜」を演じました。
しかし、試験の結果は、まさかの「破門」。
この出来事をきっかけに、朱音が落語家を志すところから、物語は始まります。
第ニ席「6年」
朱音は「破門事件」をさかいに、父の師匠「阿良川志ぐま」から、秘密裏に稽古をつけてもらっていました。
そうして高校生になった朱音が、カラオケで稽古していたのが、「饅頭怖い」です。
その後、朱音は初めての高座でも、この「饅頭怖い」を演じました。
第四席「何者」
朱音の初高座に続いて、高座に上がったのは、同門の「阿良川魁生」。
彼はここで、「稽古屋」を口演しました。
第六席「兄弟子達」
阿良川志ぐまの家に通いながら、見習い修行を始めた朱音。
兄弟子の「阿良川亨ニ」に付いて、落語会に出向くと、前座として高座に上がることになりました。
そこで朱音が披露したのが、「子ほめ」です。
思ったような手応えは得られなかった朱音でしたが、その後、修行を重ね、亨ニに同行した老人ホームの落語会でも、同じネタを披露。
そこでは、成長した姿を見せます。
第十席「背中」
老人ホームでの落語会で、朱音に続いて高座に上がった亨ニは、「三方一両損」を披露しました。
第十ニ席「夢見るあの子」
高校三年生の朱音は、進路面談で、担任に落語家になることを反対されます。
そこで朱音は、実際に自分が落語を披露しているところを担任に見てもらうことに。
その際、朱音が口演したのが「転失気」です。
第十三席「目的と条件」
学生落語の大会「可楽杯」に出場することになった朱音。
そこで、師匠の志ぐまから課された課題は、「寿限無」で勝つことでした。
第十五席「こぐまの落語」
可楽杯に出るにあたって、朱音は兄弟子の「阿良川こぐま」にアドバイスをもらいに行きます。
そのこぐまが、朱音の前で演じたのが「今戸の狐」です。
第二十席「BM」
ついに始まった可楽杯。
朱音は見事、「寿限無」で予選を突破します。
そうして迎えた本戦で、出場者の一人「練磨家からし」が披露したのが、「転失気」を現代風にアレンジした「BM」というネタでした。
第二十一席「ひかるの落語」
可楽杯の本戦に続いて登場したのは、声優としても活躍している「高良木ひかる」。
演じたネタは「芝浜」でした。
第二十三席「凪」
満を持して、可楽杯の高座に上がった朱音。
演じたのは、予選と同じく「寿限無」です。
第三十五席「開口一番」
さて、可楽杯が終わると、朱音は修行として、寄席での下働きを始めます。
そこで、前座で高座に上がった朱音が演じたのが、「山号寺号」です。
第三十八席「礼儀と作法」
寄席に出るようになった朱音の課題は、「持ちネタの少なさ」でした。
そこで朱音は、ベテラン落語家の「椿家八正」から、「平林」を教わろうとします。
第四十席「傑物の背」
結局、八正からはネタを教えてもらえなかった朱音。
そんな折に出会ったのが、女性落語家の「蘭彩歌うらら」です。
彼女は、朱音の目の前で「お茶汲み」を演じました。
第四十三席「麒麟児」
うららから、「お茶汲み」を教えてもらえることになった朱音は、一日、彼女の付き人をすることに。
その際、うららの独演会の開口一番を務めたのが、売り出し中の二つ目、「柏家緑郎」です。
彼はそこで「大工調べ」を演じました。
第五十二席「体現者」
さて、無事に「お茶汲み」を習得し、八正からも「平林」を教えてもらえた朱音。
そんななか、下働きをしている寄席で、彼女は「阿良川魁生」と再会します。
そこで魁生が演じたのは、「真景累ヶ淵」という怪談の中の「豊志賀の死」という話でした。
第五十六席「彼女がいる」
朱音が所属する「阿良川一門」で、若手の育成のために開かれているのが「前座錬成会」。
今回の錬成会は、一門の有力な二つ目が出る「四人会」への出演権を賭けたものでもありました。
そこで、朱音は「平林」を演じます。
第五十七席「落語の沼」
錬成会のトリで登場したのは、可楽杯で朱音と競った、「高良木ひかる」。
今は阿良川一門に弟子入りし、「阿良川ひかる」と名前を変えた彼女は、そこで「搗屋無間」を演じます。
第五十九席「難しい三択」
錬成会の結果、「四人会」に出席する前座の候補に選ばれた朱音。
最終的な選考会へ向けて、兄弟子の「阿良川まいける」が、「禁酒番屋」「ガマの油」「替り目」のうち、どれか1つを教えてくれることになります。
そこで朱音が選んだネタは、「替(代)わり目」でした。
第六十二席「審査基準」
ついに迎えた選考会。
そこでトップバッターとして登場した「阿良川ぜんまい」が演じたのは、「強情灸」です。
第六十三席「相性最悪」
続いて選考会に登場したのは、脱サラの落語家「阿良川嘉一」。
口演したのは、「金明竹」です。
第六十六席「忘れようか」
選考会の三番手に登場したのは、「阿良川ひかる」。
彼女はそこで「花見の仇討ち」をかけます。
登場人物ごとに声色を変えながら演じた彼女の高座は、「三遊亭金馬」を彷彿とさせるものでした。
第六十九席「おっ父の魔法」
選考会のトリで高座に上がった朱音。
そこで彼女が演じたのは、兄弟子から教わった「替(代)わり目」です。
第七十五席「志喜彩祭②」
選考会が終わると、朱音の師匠「阿良川志ぐま」の地元「天神町」で、「志喜彩祭」が催される時期がやってきます。
そこで朱音は、兄弟子の「阿良川ぐりこ」と、焼きそばの屋台を担当することに。
客寄せのために朱音は、「ガマの油」をオマージュした叩き売りの口上を披露しました。
第七十六席「志喜彩祭③」
さて、志喜彩祭では、特設ステージで、志ぐまの弟子たちによる寄席も開かれます。
そこで、「阿良川ぐりこ」が演じたのが「粗忽の釘」です。
第七十九席「標に成り得る男」
志喜彩祭も終わり、また寄席での下働きの日常に戻った朱音。
そこでは、朱音が「つる」を演じているシーンが描かれました。
第八十一席「大看板・今昔亭ちょう朝②」
朱音が下働きしている寄席で、その日のトリを飾ったのは、「今昔亭ちょう朝」。
彼はそこで、「看板の一」を口演します。
その後、朱音はちょう朝から稽古をつけてもらえることになりました。
第八十六席「新風会」
さて、場面は変わって、阿良川流の次世代を担う若手4人が出演する「阿良川新風会」が開演します。
ここで、朱音の兄弟子の「阿良川こぐま」は、「擬宝珠」を演じました。
第八十九席「狸の噺」
一方その頃、朱音はというと……。
寄席で世話になっている先輩の「今昔亭朝がお」が開く勉強会に参加させてもらっていました。
そこで朱音は、タヌキの着ぐるみを着ながら、「狸札」を演じています。
第九十席「この風は心地いい」
今昔亭朝がおが、自身の勉強会で披露したのは、「反対俥」。
元ヤンキーで単車乗りの彼に、ピッタリのネタでした。
第九十二席「十八番」
前に約束したとおり、あかねは今昔亭ちょう朝から稽古をつけてもらえることに。
そこで教わったのは、「狸賽(たぬさい)」です。
第九十七席「微笑ましい」
さて、この日、今昔亭朝がおの「二つ目昇進お披露目会」。
ここで開口一番を任されたあかねが演じるのは、ちょう朝から教わった「狸賽」です。
まとめ
本記事では、『あかね噺』に登場する落語のネタを紹介しました。
中の人がコミック派のため、掲載誌である「週刊少年ジャンプ」の最新話の分までは反映できていませんが、新刊が発売されたら、また更新する予定です。
この記事を読んで、『あかね噺』に興味が湧いてきた方は、ぜひ読んでみてください。
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まず注目すべきは、声優陣の豪華さ。
- 関智一:スネ夫(ドラえもん)etc.
- 石田彰:渚カヲル(エヴァンゲリオン)etc.
- 山寺宏一:ジーニー(アラジン)etc.
- 林原めぐみ:灰原哀(名探偵コナン)etc.
- 山口勝平:ウソップ(ONE PIECE)etc.
そして、高座のシーンの演出は、まるで寄席の中にいるような気分になってきます。
落語に少しでも興味があれば、ハマること間違いなしですので、ぜひ観てみてください!
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